北木石は岡山県笠岡市の北木島で採れる花崗岩で、明治時代から建築石材として使われてきた歴史があります。淡いクリーム色と細かい粒子が特徴で、外構アプローチや門柱に使うと落ち着いた雰囲気が出ます。ただし、特性を知らずに使うと思わぬトラブルになることもあります。
北木石の基本的な特性 ¶
北木石の吸水率は約0.3〜0.5%で、国産花崗岩の中では標準的な数値です。圧縮強度は高く、外構の土間や門柱に使っても強度上の問題はほとんどありません。色は採掘ロットによって若干異なり、黄みが強いものと白みが強いものがあります。複数枚を並べる場合は同ロットで揃えることが重要です。
屋外での経年変化について ¶
北木石は屋外に置くと、数年で表面に薄い茶色の変色が出ることがあります。これは石に含まれる鉄分が酸化するためで、石材としての劣化ではありません。気になる場合はフッ素系の撥水コーティングを施工直後に塗布することで変色の進行を遅らせることができます。コーティングは2〜3年に一度の再施工をお勧めします。
施工時の注意点 ¶
北木石は比較的加工しやすい石ですが、薄くカットすると欠けやすい面があります。アプローチ用の板石は厚み30mm以上を確保することが基本です。また、目地幅が狭すぎると熱膨張による割れが起きることがあります。屋外の土間では目地幅10mm以上を確保し、弾性のあるシーリング材か砂利目地で仕上げることを推奨します。
他の石材との比較 ¶
同じ外構用途で比較されることが多い石材に、愛知県産の三州みかげがあります。三州みかげは北木石より粒子が粗く、滑り止め効果が高い反面、色味はやや地味です。予算を抑えたい場合は三州みかげ、明るい雰囲気を出したい場合は北木石、という選び方が多いです。どちらも当社でサンプルの貸し出しをしています。
北木石の選定・施工についてご不明な点があれば、取り扱い石材の一覧もあわせてご覧ください。サンプルの貸し出しは無料で行っています。現地調査のご依頼もお気軽にどうぞ。