内装の床に石材を使いたいというご相談は増えています。ただ、石材は種類によって硬さ・吸水性・メンテナンスの手間が大きく異なります。選んだ後に「こんなはずじゃなかった」とならないために、事前に確認しておくべきことをまとめました。
使う場所の水分環境を確認する ¶
大理石と石灰岩は水に弱く、吸水率が高いため、水回り(洗面所・浴室・厨房)の床には向きません。これらの場所には吸水率の低い御影石(花崗岩)を選ぶべきです。玄関ホールや店舗の床であれば大理石も使えますが、雨水が入りやすい場所は避けた方が無難です。
滑りやすさと仕上げ面の関係 ¶
石材の仕上げ面には、鏡面磨き・バーナー仕上げ・ブラスト仕上げなどがあります。鏡面磨きは見た目が美しいですが、濡れると滑りやすくなります。人が頻繁に歩く床や、雨水が入る玄関には、バーナー仕上げかブラスト仕上げを選ぶことをお勧めします。当社ではサンプルで実際の滑り具合を確認していただけます。
目地の幅と素材を決める ¶
内装の床石では目地幅2〜5mmが一般的です。目地材はセメント系とエポキシ系があり、水回りや汚れが付きやすい場所にはエポキシ系を推奨します。エポキシ系は硬化後の吸水がほぼゼロで、カビが生えにくいです。ただし施工時の温度管理が必要で、夏場の高温時には硬化が早まるため注意が必要です。
下地の状態を必ず確認する ¶
石材の床は重量があります。1平方メートルあたり30mm厚の御影石で約80kgになります。既存の床の下地(コンクリートスラブ・木造床)が石材の重量に耐えられるか、事前に確認が必要です。木造住宅の2階に石材を張る場合は、構造補強が必要になることがあります。現地調査で確認します。
石材の選定でお迷いの方は、取り扱い石材の一覧をご覧いただくか、サンプルの貸し出しをご利用ください。現地調査のご依頼もお気軽にどうぞ。